2019.08.02 元Webライターが考える、Webライターが本当に現場で求められるスキルとは
こんにちは!Basis Point(@BasisPointABC)です!
今回は副業ライターのお話。
Basis Pointの運営会社では「Cool Workers」というオウンドメディアの運営もしています。
その中でも、先日公開された記事でこんなものがありました。
「もう“書く”だけではダメ!?これからの副業・兼業Webライターに求められる7つのスキル」
この記事では、副業ライターが身につけると仕事の幅が広がるようなスキルを紹介しています。
また、Webライターとして(おそらく)日本で一番有名なヨッピーさんも以前こんなツイートをしています。
これ見るとまだ紙媒体のが平均単価高いんだろうなー。肌感だと、
WEBの 上位>>紙上位>紙平均>WEB平均=紙下位>>WEB下位
くらいのイメージ。WEBは何かしらの特殊技能つーか本来分業してるものを全部やっちゃう事でポンと単価が上がる。写真撮れるとかモデル兼任とか発信までとか https://t.co/8hpLVzDrzp— ヨッピー (@yoppymodel) November 7, 2016
3年ほど前のツイートですが、今でも非常に参考になるツイートですね。
引用してる徳谷柿次郎さんのツイートもかなり有用な内容。
実は、このブログの筆者は以前Webライターを本業としていた時期があります。
そんな私が先ほどのCool Workersの記事を読んで、実際に単価が高かった案件はどんなスキルが必要だったかをお伝えしていきたいと思います。
なお、この記事はあくまでも個人の意見ですので、参考程度に読んでくださいね。
元Webライターが考えるWebライターが現場で求められるスキル
結論から言ってしまうと、今まで私が経験した中で「このスキルがあればよかったな」と思ったものはこの3つです。
①発信力
②取材力
③撮影力
①→③の順に単価に影響してくるのではないかなと思っています。
①発信力
ここでいう「発信力」とは、SNSのフォロワー数ですね。
Web・紙問わず、記事は読まれてなんぼですが、Webの記事については発信力がPV(ページビュー)に直結します。
加えて、発信力があると「バズ」が起こりやすい。
「拡散されるのは良い(面白い)記事」ですが、「良い(面白い)記事は拡散される」とは限りません。
極端なことを言えば、どれだけ良い記事を執筆したところで、見つけられなければ意味がない。
この点において、発信力がある方はバズの発火点となりやすいので、より広く記事が読まれることが期待できます。
そのため、SNSのフォロワー数が多い人ほど、記事の単価は上がりやすい傾向にあります。
具体的には、SNS問わずフォロワー数が「1000、5000、10000」を区切りに単価が上がっていくでしょう。
実際に私が見たことのあるライター案件で「SNSのフォロワー数が○人以上の方のみ応募可能です」というものがありました。
それくらい、メディア側が発信力を重視してることがわかりますよね。
②取材力
「取材力」とは、厳密に言えばインタビュー力です。
Webライターは自分で調べたことや実際に経験したことを記事にする案件が多いですが、他のライターでも書ける内容であることが多いため、正直言って単価は低いです。
それに対して、インタビュー案件は取材したことをまとめるため、その内容は唯一無二。
当然、単価は高くなります。
ただし、取材力に必要なのは大きく分けて2つ。
それは「録音機器」と「インタビュー経験」。
録音機器は買い揃えれば良いですが、インタビュー経験はなかなか難しいです。
インタビュー案件に挑戦したいのにインタビュー経験が求められる、という禅問答のような話に聞こえるかもしれません。
ですが、クラウドソーシングサイトを広く探すと未経験OKな取材案件があったりするので、そのような案件から手がけて経験を積んでいくと良いでしょう。
余談ですが、録音機器は少なくとも5,000円以上かけた方がおすすめです……。
③撮影力
「撮影力」はそのままですね。
一眼レフ、またはミラーレスカメラを買ってカメラ知識を会得すれば良いので、他のスキルに比べると簡単に見えるかもしれません。
それでも必要なスキルとして3番目に挙げたのは、理由があります。
それは、取材案件でカメラマンが求められるのは「インタビュー風景を撮る」ことだからです。
どういうことかと言うと、インタビュー風景を撮影する際には「インタビュアー」と「カメラマン」がそれぞれ1名必要です。
つまり、両方の役割を兼ねることが難しいんですね。
なので、取材案件のほとんどがインタビュアーとカメラマンを別々にアサインされています。
例えば「ブツ撮り」のような、ライターとカメラマンが兼任できるような案件であれば可能ですが、それはそれでストロボやレフ板などの撮影機材や知識が必要になり、やっぱりちょっと大変。
カメラが趣味の方であれば別ですが、ただWebライター業のために撮影力をつけようとするのは、モチベーションの維持がかなり大変なのでは……と個人的には思います。
以上が、私の考えるWebライターに求められるスキルです。
「Cool Workers」では、このような記事を多く掲載していますので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。
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