2020.07.24 貸会議室は「生産性」の提供が明暗を分ける。

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こんにちは!Basis Point(@BasisPointABC)です!

 

世の中は2つの会議でできている。おもしろい会議と、つまらない会議である。

 

という名言があるそうです。(なんじゃそりゃ)

 

皆さんおもしろい会議してますか?

 

「おもしろい会議ってなんやねん!」

 

って声が聞こえてきそうなので、ちょっと分析したいと思います。

 

おもしろい会議とは?

 

 

 

 

BasisPointでは「おもしろい会議とは?」を考えた末・・・

 

『アイデアが溢れる。発言者たちで賑わう』

 

そんな会議こそ〝おもしろい″と定義しました。

 

この方程式のもと、自社で運営するすべての会議室をデザイン・設計しました。

そして本当にありがたいことに日々、十数組以上もの会議でオフィスは賑わっております。

 

 

貸会議のイメージとは?


 

ところで、皆さんは「貸会議室」と聞いてどのようなものを想像されますか?

 

私が当初、貸し会議室に持っていた印象というのは、定番のパーテーションで囲われた白い壁・グレーやベージュのタイル・カーペットで内装。よく言えばシンプル、でもなんだか無機質

 

ともすれば殺風景とも受け取ってしまうような場所。そこになんとなく配置された折り畳みテーブルと椅子が並ぶ。

例えて言うと、子供のころよく通った公民館の集会所のようなイメージでした。

 

 

(写真はイメージです)

 

 

そのうえ小規模な会議室ともなれば、定員数いっぱいで集まった際、隣の席と肩が触れ合うほどの広さかと思います。

それが悪いということはありませんが、ただ「おもしろい会議」を実現する会議室ではないのかもしれません。

 

それでは、どうしてそのような貸会議室が多いのでしょうか?

 

それは、貸会議室があくまで不動産投資の一つに過ぎないと考えられているからです。

 

 

不動産投資の原則は「小さく、たくさん貸す」


 

『貸会議室ビジネス』というのは、家賃を払って借り上げた物件を小分けにして、たくさん貸し出すというシンプルなビジネスです。

 

当然ながら、貸し出せる部屋数は多ければ多いほど投資回収率(利回り)も高くなります。

 

これって基本的にワンルームマンション投資やビジネスホテル経営と同じ考え方で、部屋を小さくするほど部屋数(=売りもの)が増えるので儲かります。

床面積(㎡)あたりの利益を最大化するための鉄則とも言えます。

 

 

 

 

更に貸会議室の場合、1顧客あたりの需要が短時間なので、時間軸まで小分けにして『時間貸し』できるため 〝借り手に高いと気付かれずに単価を上げられる″    だから、がっちり儲かるのです。

 

 

そうした時間貸しビジネスの代表的な例としてカーシェアがありますよね。

我が家でも、最近は某カーシェアを頻繁に利用していますが、それ以前はレンタカーを使っていました。

 

 

レンタカーは利用時に「5000円/12時間(保険込)」を支払います。車を所有することに比べてずっと低コストだったので非常に満足していました。

 

 

しかし「200円/15分」という、より短い単位で借りられるカーシェアが登場してからというもの、それまで活躍していたレンタカーの出番はほぼ無くなりました。

それは単純に、私の生活サイクルで12時間も車を必要とするタイミングが少なかったからです。

 

そして、カーシェアは〝ちょい乗り″として大いに生活の役に立ってくれています。

それがたったの200円から借りられてしまうのですから、なんとありがたいサービスなんでしょう。

 

 

 

 

…と、ここに心理的な仕掛けがあります。だってこの両者、単価が全然違いますよね?

カーシェアをレンタカーと同じ基準に換算すると「9600円/12時間」なわけです。

 

ほぼ2倍です。

 

それなのに安く感じる。価格のマジックです。

 

しかも何がすごいって、こんなことを書きつつ、割高と分かっていながら使ってしまう私のような利用者がいるということです。それもきっと少数ではないと思います。

 

これが、小さく貸すことの大きな大きなメリットです。

 

貸会議室も原理は同じです。

 

例えばこんな事例があります。

ある貸会議室オーナーは、家賃8万円の1ルームをサブリース(転貸)して「1000円/1時間」で多目的の会議室として貸し出しています

。そこでは、小規模なミーティングの他に、誕生日パーティなどの目的としても利用されています。

 

この貸会議室が1日24時間のうち、毎日5時間だけ貸せたとしましょう。

その場合の毎月の収益は

 

1000円×5時間×30日=15万円

 

もちろん場所にもよりますが、都内で1時間1000円の会議室は格安です。

しかし、1日たった5時間貸せるだけで、家賃の2倍近くもの収益を上げられます。

それだけ「小さく貸すこと」はメリットが大きいのです。

 

 

空前のシェアリングエコノミーブームで貸会議室が急増


 

「でも、空室を埋めるのって大変じゃない?」

「全然利用されなかったら儲からないじゃない?」

「それなのに、何でわざわざそんなことするの?」

 

 

 

 

と思われるかもしれません。確かにその通りです。投資ですからリスクは存在します。

 

しかし、先ほど例に挙げたカーシェアを筆頭に近年のシェアリングエコノミーブームで、会議室も自社で保有するより必要なときに必要な時間だけ借りた方が安く済む、と考える企業が急激に増えました。

 

そうした社会情勢が投資リスクを減らし、貸し会議室ビジネスの加速を後押ししている現状です。

 

一説には利回り100%超えを達成してしまうオーナーまでいると言うから驚きです。

普通の不動産投資では絶対に考えられない数字です。

 

そして、最初に大きく掛かる内装コストも低ければ低いほど投資回収率は高まります。

なんとも都合が良いことに、貸し会議室の利用者は「集まる場所がほしい」という目的が一番ですから、内装にコストを掛けなくても借り手は現れます。

それよりも、より低価格で場所を借りたいというニーズの方が大きいです。

 

だから貸し会議室は、1部屋あたりの面積が小さく、内装はシンプルになりがちなのです。

 

だけど、それだと「おもしろい会議」の実現なんて無理なんです!!!

 

そんな私の貸会議室へのイメージはBasisPointの貸会議室を知って一変しました。

 

次回につづきます・・・!

 


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